■本を買ったが最初の50ページだけ読んで積読になっている…
■読んだ3日後には内容をほとんど忘れている…
■人生、生活、仕事をいろいろ改善したくて何冊も本を買うのに、一向に改善している実感がわかない。
誰しも一度はこんな経験があるのではないでしょうか。実はこれ私の話です。
このような状況を改善したくて手にとった書籍「インプット大全」を読んた結果、1時間の読書で学びを得て、行動にまで結びつけていく方法を学んだので本記事で紹介していきます。
【結論】問題解決に必要な箇所のみ読書せよ!!
具体的な課題解決に必要な部分だけ選び読書することを意識すれば、たとえ1時間の読書でも3つほどの学びがあり、そのうち1つくらいは、すぐ行動に移す余裕を作れます。
本って1冊少なくても200ページほどありますよね??今、解決したい具体的な課題に関係のないページは捨てる勇気をもちましょう!!
どういうことか解説していきます。
ポイント1:「問題解決」のために読書する

読書の目的、それは「学び」と「自己成長」です。しかし、読書には意外としられていない、もうひとの「重要な効用」があります。それは、読書はあなたの「問題」や「悩み」を解決する、ということです。
樺沢紫苑(2019).
学びを効率が最大化する インプット大全
サンクチュアリ出版
以前の私は、「読書をすることで自己成長につながる」という認識はもっていましたが、一方で「問題・悩みを解決する」という側面はほとんど意識していませんでした。そんな私の行動パターンは…
- 何となく(良さげな)本を買う
- 何となく最初のページから読み始める
- 最初の数十ページ読んで積読化
- 読了しても記憶に残らない
その結果、せっかく書籍から学んだ内容を行動にまで結びつけられません。本書の言葉を借りるなら、非常に貧弱なインプット(読書)だったと言わざるを得ない状況でした。
改善点:「受け身の読書」から「攻めの読書」へ
これまでの、「何か学びになることを得よう」「読書することに意味があるんだ」という受け身の読書を辞める必要がありましたね。
それが、本から「この悩みに対するアイディアを本から学ぶぞ」「学んだ内容を実際に試してみるぞ」という積極的な姿勢。つまり、攻めの読書です。
結果:本の選び方から変わった!!
私には「帰宅後ブログを書きたいのにスマホを毎日3時間さわってしまう」「新しい習慣をつくりたい」という悩みがありました。
インプット大全で学習後、「帰宅後スマホには目もくれず、学習やブログなど習慣化したいことを優先的に行う方法」と目標を先に具体化してから本を選びました。
以前のままだったらなんとなく「衝動に振り回されない精神力」「夢を実現する成功者の考え方100選」みたいな書籍を購入していたでしょう。しかし、このときは「すぐやる!後回しをやめる”科学的”な方法」という具体的かつ実践的な方法が紹介された書籍を選択しました。
その結果、毎日3時間スマホに浪費していた帰宅後の時間を、学習やブログといった新習慣に置き換えることに成功!!
単純計算ですが「3時間 x 365日 = 1095時間 = 約45日」をスマホから取り戻したわけです。トータルでみると結構大きいですよね!!
ポイント2:読書は「量」より「質」を重視

インプットは「質」が先で、「量」はあとです。
樺沢紫苑(2019).
学びを効率が最大化する インプット大全
サンクチュアリ出版
では質の高い読書とはなんでしょう??私は次のように考えます。
・問題解決の気付きを得られる読書
・得た気付きを長期記憶できる読書
・気付きをTODOに反映できる読書
月に10冊読書をしても記憶に残らなければ、記憶に残ったとしても、行動そして課題解決につながらければ非常にもったいない…そう思うのは私だけではないと思います。
それなら、遅くても1冊に集中し、1週間に1つずつでもいいからTODOまで繋げて効果を得る。この方が飛躍的に自己成長につながるのではないでしょうか。
「絨毯爆撃」より「各個撃破」です。
改善点1:「捨てる」読書で集中する
自分にとって「本当に必要な情報・知識」に狙いを定めて、ピンポイントで集めることで、時間を短縮でき、アウトプットも効率的に行えるようになります。
…
そもそも「必要のない情報」は、「見ない」「接触しない」、つまり情報を「捨てる」努力が必須なのです。
樺沢紫苑(2019).
学びを効率が最大化する インプット大全
サンクチュアリ出版
書籍「学びの効率が最大化する インプット大全」を例に考えてみます。
■総ページ数:269ページ
■Chapter数:7個
■小トピック:102個
1日1時間の読書ができたとして、269ページを何日で読了できるでしょうか。そして、どれだけの内容を覚えているでしょうか。
「改善したい問題を明確化」し、必要な内容が本の何ページに書かれているか確認してから本をひらくように行動を変える…すなわち、「今」解決したい課題に無関係な内容は捨てる覚悟をもつことが大切だと思います。
改善点2:付箋で書籍に学びと読書の足跡を残す
付箋を使う理由は2つあります。
- 気付きを得たページに印を残す
- そのページを読んで考えたことを記録
「インプット大全」では蛍光ペンやマーカーでの直接の書き込みを推奨しています。
確かにそれもいいのですが、付箋のほうが読み直したいときにページをすぐに探しだすことができ便利です。また、状態がいいとメルカリなどでも売りやすいというメリットもあります。
補足:「捨てる」読書の具体例
書籍「学びの効率が最大化する インプット大全」を例に考えてみます。
■総ページ数:269ページ
■Chapter数:7個
■小トピック:102個
「どんな問題」を解決したいかを明確化
私は「本を読んでも内容のほとんどが記憶に残らないこと」を解決したくて「学びの効率が最大化する インプット大全」を手にとりました。
できれば本をひらく前に明確化することがおすすめ!!
この本のChapter(大トピック)は以下7つです。
Chapter1:インプットの基本法則
樺沢紫苑(2019).
Chapter2:科学的に記憶に残る本の読み方
Chapter3:学びの理解が深まる話の聞き方
Chapter4:すべてを自己成長に変えるものの見方
Chapter5:最短で最大効率のインターネット活用術
Chapter6:あらゆる能力を引き出す最強の学び方
Chapter7:インプット力を飛躍させる方法<応用編>
学びを効率が最大化する インプット大全 目次より
サンクチュアリ出版
確認の結果、「Chapter1」「Chapter2」「Chapter7」が私の解決したい問題に関係しそうなChapterであることが分かりました。
「今」不要な情報は捨てる
関係しなさそうなChapterは(勇気をもって)読みません。
するとどうでしょう。
Chapter1:インプットの基本法則
Chapter2:科学的に記憶に残る本の読み方
Chapter7:インプット力を飛躍させる方法<応用編>
総ページ数:269 → 71
Chapter数:7個 → 3個
小トピック:102個 → 33個
読書量が約1/3になり内容が限定されました。これでもまだ欲張り過ぎている感はありますが、71ページなら(早い人なら)1時間でも読み切れるページ量です。
私の場合、読書を終えて1つくらいなら何か具体的に試してみようと行動まで繋げられるようになったことが一番大きな変化でした。
ポイント3:「読書」と「行動」はセットにする

短時間で読書が終わったら、1つでもいいので本から学んだ内容を行動にうつすことを強くオススメします。
理由は単純…読書直後が一番内容を覚えているからね。また、1つでも行動にうつすことで、他にもやろうと思っていたことを時間がたったあとでも着手しやすくなるという効果もあるんです。
読書(インプット)と行動(アウトプット)はセットに考えることを是非覚えていただければと思います。
(実例)スマホ依存から抜けだした私の新習慣
先ほど「帰宅後、学習したりブログを書いたりしたいのにスマホを毎日3時間さわってしまう」という悩みがあったと書きました。解決するため「すぐやる!後回しをやめる”科学的な”方法」という本を購入。
これまでだったら1ページ目から全199ページを順番に全て読んでいたところでした。しかし、この時は最も関係ありそうな第1章の22ページだけざっと読み、直後にスマホを「目の前の机の上」から「寝室(別室)の枕元」に移動。その結果、この日は就寝前に目覚ましのセットをするまでスマホに触れることはありませんでした。
後日、「タイムロッキングコンテナ」を購入しタイマーがゼロになるまでスマホを取りだせないようにするのですが、毎日3時間帰宅後にYoutubeをみて過ごしていた生活が一変した衝撃はいまでも鮮明に覚えています。
読書直後にすぐ具体的な行動をしたことが、習慣を変える大きな要因の1つになったのは間違いありません。
まとめ
社会人の方だけではなく、最近は学生の方も非常に忙しい日々を過ごしているかと思います。毎日1時間、読書の時間をとれる人のほうが少数派かもしれません。
そんな中から時間を絞り出して読んだ本ですから、学び~行動までをワンセットにできればその読書の時間を有意義なものに変えられるはずです。
- 「問題解決のために読書する」
- 「読書は量より質を重視する」
- 「読書と行動はセットにする」
スモールスタートで1つずつ確実に成長し最高の2025年にしていきましょう!!