転職を考えている皆さん、特に家族がいる方は、「どのくらいお金がかかるんだろう?」と不安になりますよね。私自身、これまで転職を8回経験してきました(多すぎぃ!!)。しかし、35歳を超えてから家族3人(妻と子ども)を連れて県外に転職するのは初めて。結果、予想以上にお金が必要だと痛感しました。
今回は、私の経験をもとに、実際にかかった費用を項目ごとにまとめます。これから転職を考えている方の参考になれば嬉しいです!
【結論】家族3人の県外転職でかかった金額と所感
708,600円(高すぎぃ!!)
転職で実際に使った総額です。一見すると大きな金額なんですが、家族3人での引越しや新生活の準備、面接のための交通費などを考えると、これくらいで済んでくれたかぁ…という印象。
実感として、転職資金として100万円あれば、少し余裕をもって転職活動が進められると思います。
県外転職前後での環境の変化
一言に県外転職といっても隣県の場合もあれば、遠く離れる場合もありますよね。参考までに私のプロフィールを簡単に紹介します。
転職前 | 転職後 | |
---|---|---|
居住地 | 神奈川県 | 静岡県 |
勤務地 | 23区内 | 静岡市辺り |
住居 | 賃貸(2LDK) | 賃貸(3LDK) |
家族構成は私妻5歳息子の3人です。
転職活動費用:合計34,000円
転職活動中にかかった費用一覧です。
・ワークスペース利用料:5,000円
書類通過後の一次面接のオンライン面接率は100%。面接日は有休をとり自宅で面接を受けましたが、息子が在宅の日はワークスペースでの面接を余儀なくされました。
・書籍:1,000円
解き方の学習は書籍、練習問題はひたすら対策サイトで行いました。そのため、SPIの対策本は1冊あれば十分!!無事内定がでたらメルカリの中古で売っちゃいましょう!!
・クリーニングなど:2,000円
2次面接以降の現地面接のためスーツの見た目の清潔感を整えましょう。例えば、スラックスの折り目、シャツをシワ、汚れなど目立つともったいない。第一印象を2,000円で買えるなら安いものです。
・交通費:11,000円(現地面接3回分)
隣県でも県外ともなると移動費がかさみます。ちなみに県外転職としてはかなり安いほうですね。
・宿泊費:10,000円(一泊)
ビジネスホテルなのですが、インバウンドの影響で高いですね。寝るだけなら正直カプセルホテルでもいいでしょう(近くになければ仕方ないですが)。
・雑費:5,000円
意外に間食や飲み物、昼食などで出ていきます。
転職活動費用のポイント – 必要な支出は惜しまない!!
転職活動に必要な支出は惜しまないほうがよいというのが私の意見です。
例えば、宿泊費がもったいないので駅横のベンチで一晩を過ごすといった行為はイマイチです。体力的・精神的にきつい節約はオススメしません。
一方で、明らかに志望度が高くない企業への面接に片道15,000円の新幹線で向かう意味はあまりないのかもしれません。限られた資金の中で優先度を考え取捨選択すべきでしょう。
・面接でのワークスペース利用
自宅で静かな環境が確保できない際、Web面接の場としてワークスペースは非常に便利でした。安い施設なら1回1,000円~2,000円でいいんですが事前準備が大事です。記事:ワークスペースでの面接で失敗しないための準備法で詳細をご確認ください。
新生活準備費用 合計577,600円
引越など新生活の準備にかかった費用が一番大きかったです。例えば以下のような費用がかかりました。
・準備移動費:10,000円
契約や内覧のために新居のあるエリアを訪れる際の交通費です。妻と2人で移動。
・賃貸契約:370,000円
敷金・仲介手数料、初月の家賃など初期費用が大打撃!!でも、3人で住める賃貸なので安いほう。
・引越費用:127,600円
家族3人分 + 県外引越となると、さすがに10万円を超えてきます。業者選び1つで5万円~10万引越費用が変わりますので慎重に!!!ちなみにかなり値引いてもらいました。
・引越移動費:15,000円
家族で新居に向かうための交通費・食事代もろもろ。外食費・移動費で消えました。
・買替品:10,000円
一部の家具・家電を買い換えました(電灯、物干しラック、カーテン)。かなり抑えてます。
・幼稚園準備:30,000円
転園したので体操着、制服、防災頭巾など一部買いなおしが発生。初月の給食費合わせて…地味に効く
・国民保険の増額分:15,000円
退職日と入社日があいたので、社会保険から国民保険に1ヶ月だけ変わった結果…撃沈。
新生活準備費用のポイント – 引越費用、賃貸契約が減らしどころ
新生活準備費用が支出の中でもっとも大きな金額になります。特に、賃貸契約・引越費用は6桁の金額が動くためしっかり立ち回りたいところ!!やり方によっては10万円以上、見積や決済の金額がかわってくるので注意しましょう!!
・引越費用をお手頃に
県外の引越ともなると価格がそれなりに大きくなります。私の直近の引越で24万円の引越見積を出されていましたが、最終的に12万7600円まで下げることに成功しました。3人家族での引越費用を安くできた記事で詳細をご確認ください。
就労準備費用 合計97,000円
新しい会社への入社準備として以下の出費がありました。
・衣服:7,000円
シャツ2枚、靴下4足、ネクタイ1本、革靴1足…静岡は安くて優良なお店ある!!
・PC:78,000円
自宅作業用・学習用にWindowsのノートPCを購入。安いモデルですが結構快適です。
・郵便:2,000円
入社書類の提出、国民年金・国保の脱退手続き郵送、退職金請求の郵便日など…細々と。
・移動費など:10,000円
入社書類の誓約書に親族のサインが必要になったため、お願いしに遠方へバスで向かいました。
まとめ
家族を連れての転職は、費用面でも精神面でも大きなチャレンジになります。華々しいイメージがあるでしょうが、実際のところ支出もそれなりにある上に、家族ごと生活環境が大きくかわります。費用面も含め事前準備をしっかりしておくことで、諸々の不安を最小限に抑えることができるでしょう。
今回かかった費用を振り返って、私が特に大切だと感じたのは以下の3点です:
- 計画的な貯蓄:最低でも100万円を目標に。
- 優先順位の明確化:「必要なもの」と「不要なもの」を分けて考える。
- 柔軟な対応力:予想外の出費にも対応できる心構えを。
- 協力者への声掛け:送迎や食材仕送りなど援護射撃をもらえる場合も!
転職は新しい人生のスタートです!費用はかかりますが、それ以上に得られるものも多いはず。皆さんの挑戦が実りあるものになりますように。