【引越】1社目の見積もりから11万円も削減!!3人家族の県外引越をオトクにした交渉術とは!?

■生活の質を向上させる

引越って転職、家の購入、介護など他の人生イベントとセットになっていることが多いです。そして、そんなときには出費がかさみます。引越にかかる費用もできるだけ安くしていきたいですよね。

私はここ5年で2回の引越を経験しました。直近だと3人家族で隣の県への引越でしたが、見積りのとり方を工夫することでオトクにできたのでご紹介します。

【結論】引越費用を抑えるため「必ず」やる3つこと

  1. 「必ず」複数社から引越の見積りをとる!!
  2. 「必ず」引越に不要な荷物は減らす!!
  3. 「必ず」繁忙期での引越避ける!!

特に1番は絶対!!絶対です!!複数社の対応をするのは大変なのですが、その成果は提示される引越見積り金額に反映されるはずです。頑張りましょう。

それでは1つずつ書いていきます。

1、「必ず」3社から引越の見積りをとる

理由は以下の3つです。1つずつ確認していきましょう。

1、見積りをとる私達自身が相場をよく知らない
2、1社目の引越し見積り金額は高い
3、1社目の見積りを活用し2社目に交渉できる

引越見積りの費用相場をよく知らない

コンビニのおにぎりの相場はみんな知っていますが、家族3人の引越で移動距離は県外約150kmのときの引越費用の相場を分かる人はほとんどいないと思います。

そのような状態で1社にしか見積りを依頼していなかった場合、提示された金額が妥当かどう判断つければよいでしょうか。引越費用の増減は個人個人のおかれている条件によって大きく左右されるため、判断が難しいと思います。

従って、少なくとも3社には依頼をだし引越費用の見積りをもらったほうが材料が増えて、判断しやすくなりますよ(^^)

1社目の引越し見積り金額は高い

私の経験上、これまで1社目の引越会社さんから出してもらった見積り金額が一番安かったということはありません

直近、私は神奈川県から静岡県へ家族3人で引越をしました。見積りを依頼した1社目の担当者の方から開口一番に伝えられた金額は24万円です。厳しい金額で伝えた結果、17万円まで下がりましたが状況的にはまだまだ厳しい金額でした。

1社目の見積りを活用し2社目に交渉できる

1社目の見積りは2社目に、そして2社目の見積りは3社目の交渉に使えます。3人家族での隣県に引越をした私の場合だと、見積りの提示額は2社目、3社目になるにつれ安くなりました。

社名見積額
1社目:アート引越センター\ 240,000 → \ 170,000 –
2社目:アーク引越センター\ 165,000 –
3社目:サカイ引越センター\ 127,600 –

各引越会社さんにも基準となる料金テーブルがあるはずです。従って、見積りの順番をあとにしたからといって必ず一番安い見積りがとれるとは限らないでしょう。

しかし、安くなる確率は上げられるでしょうし自身の引越の場合の相場価格が見えてくるはずです。

以上のことから、引越をオトクな費用にしたいのであれば、まずは「最低3社から見積り」を取得しましょう!!

私の場合、引越の見積りをいただくのに1社あたり1時間~1時間半ほどかかりました。3社なら1日に全てアポイントを入れてもなんとか対応可能ですが、4社以上から見積りをとる場合は日を分けた方が(体力的に)よいように思います。

2、「必ず」引越に不要な荷物は減らす!!

現住居から新住居へ引越する際の費用は、概ね4つの基準で決まってくると私は考えています。

  1. 引越時の移動距離の長さ
  2. 引越時に使用するトラックの大きさ・台数
  3. 引越時のスタッフ数
  4. 引越時に特殊車両などを使用するかどうか

1番の移動距離はどうにもなりません。一方で、2番~4番は荷物の量や種類を吟味・調整することで引越費用に反映させることができるはずです。

引越費用
安い
引越費用
高い
移動距離短い長い
トラックの大きさ小型大型
トラックの台数1台複数台
スタッフの数少ない多い
特殊車両の使用なしあり

引越時の移動距離の長さ

引越の移動距離の長さによって段階的に費用が高くなります(所得税の累進課税のような感じ)。移動距離は縮めようがありません。

ただし、引越先の見積りを依頼する段階では最低限、引越先の物件は確定させておくことを強くオススメします。ここでいう引越先の確定とは、家賃保証の審査合格を意味します。

家賃保証会社の審査に落ちてしまうとその物件には入居できず、また物件探しをしなければなりません。

引越荷物をできるだけ減らす – (大型家具・家電)

大型家具・家電の量と質が、引越のトラックの大きさや台数、スタッフの数に影響を与えます。なので、新居で使わない大型家具・家電は見積りの段階で申告し見積りから除外してもらうようにしましょう。

例えば、私の場合だとこの4つが不要でした。
・食器棚
・自転車
・ガス台
・ベット

特に自転車やベットは、上に段ボールなどの荷物を積むことが難しいため不要なら積極的に減らしたいところです。

処分方法は引越会社の引取査定を依頼し、引越日当日に引き取っていただきました。市区町村の粗大ごみに出すという選択肢もありますが、コストがかかる上に外まで運ぶのが大変だったため利用しませんでした。

引越荷物をできるだけ減らす – (大型特殊家具・家電)

大型特殊車両みたいな言い方になってしまいましたが、クレーンで吊り下げて搬入しないといけなくなるような特殊な家具・家電が不要なら引越までに捨ててしまいましょうという話です。

クレーンの車両の手配料金、操作する方の人件費が引越料金に上乗せされてしまいますからね…

家具ならノコギリ等で小さく分解し、通常の粗大ごみや一般ごみにだして処分するというパワープレイもできます!!

引越荷物をできるだけ減らす – (小物)

私の場合、小段ボール30箱、大段ボール20箱の計50箱もらえました。数字だけだと多く聞こえますが、実際に箱詰めしてみると意外に余裕がありません。

従って、引越当日までに不要な小物はガンガン処分することをオススメします!!方向性は主に3つです。

メルカリ、ヤフオクなどフリマサイトに出品
BOOKOFF等の中古品買取ショップへの持ち込み
お金にならないものはゴミとして処分

中古でも需要があるものはフリマサイトで50%~購入時価格付近で売れます。そこまで価格がつかない小物や、郵送に少し大きすぎる品物はの場合はまとめて中古品買取ショップにもっていくとよいでしょう。1つ1つの販売額を小さくても数が集まれば数千円~数万円くらいになります。

そして、お金に変わらなさそうなものはゴミです。あるだけでスペースを圧迫しますので処分しましょう!!

3、「必ず」繁忙期での引越は避ける

特に年度末は人が動きます。予約がたてこんでいる時期に価格交渉はやりづらいため、調整できるのであれば繁忙期は避けて引越をしましょう。

引越屋さんの繁忙期 – 年単位

もっとも需要が多くなるのが年度末(3月)。学生の新生活のための引越、新社会人の引越、会社での転勤にによる引越、転職による引越など、様々な人たちが動く時期です。自腹で引越をする場合、この時期は積極的に避けたい!!!

また、年度末ほどでなくとも半期末(9月)の区切りの時期も移動が多くなるので注意が必要です。

更に1点、繁忙期でなくとも引越予定日直前に予約しようとすると、枠が埋まってしまっており調整が難しくなることがあります。そうなると価格交渉もやりづらいので、なるべく1ヶ月~1.5ヶ月前には見積りをとるように動かれることをオススメします。

引越屋さんの繁忙期 – 月単位

賃貸の退去が月初 or 月末に集まりやすいためです。そのため月中だと相対的に予約がとりやすい可能性が高くなります。

Noパターン 旧住居
家賃日割り
新住居
家賃日割り
旧住居
退去日
新住居
契約開始日
概要
1新住居の契約が月初
(その1)
××2024/12/312025/01/012024/12/31に退去
2025/01/01に入居するパターン
2新住居の契約が月初
(その2)
×2024/01/012025/01/012025/01/01に退去
2025/01/01以降に入居するパターン
3新住居の契約が月初
(その3)
×2024/12/312025/01/012024/12/31に退去
2025/01/01に入居するパターン
4新住居の契約が月中
(その1)
×2024/12/252024/12/252024/12/25に退去
2024/12/25に入居するパターン
5新住居の契約が月中
(その2)
2024/12/152024/12/152024/12/15に退去
2025/12/15以降に入居するパターン

通常、賃貸の家賃は月単位でかかります。月中で退去・入居する場合、家賃を日割りできる場合とできない場合があります。これは賃貸借契約毎に異なりますが、なるべく損のないように立ち回ろうと普通は考えますよね?

例えば、旧住居の家賃が日割りできなければ月末ギリギリに退去して引越しようと思うはずです。また、新住居の家賃が日割りできなければ、なるべく月初1日から入居しようとします。

したがって、なるべく予約が重ならない時期を可能であれば選ぶようにするといいでしょう。

引越屋さんの繁忙期 – 日単位

引越のために有休で1日つぶすくらいだったら週末に引越したいと思う人が多いのではないでしょうか(土曜日に入居し日曜日に片付け)??

なので長期休みや土日祝日には予約が集中しやすくなるでしょう。

すでに有休消化中などでしたら、平日を選択した方が過密する時期を避けることもでき一石二鳥ではないかと思われます。

引越屋さんの繁忙期 – 時間単位

退去時の搬出の時刻を見積時に指定せず、あえてフリーとしておくことで価格交渉がスムーズに進むことがあります(引越前日までには時刻の連絡をくれます)。

近距離の引越だと、退去と入居は同日に行うことが多いです。皆さんだったら何時頃に退去・入居の作業をしたいですか??できれば朝10時~夕方5時くらいまでの間に済ませたいと思う人が半数以上ではないでしょうか。

県外の引越の場合、移動する距離にもよりますが150km以上になってくると入居は退去日の翌日といったパターンもでてきます。そうすると、引越屋さんとしては退去の荷物を引き上げるだけいいので、その分引越の件数が稼げるんですね。

その他、引越費用を抑えるための注意点

  1. 1社しか引越の見積りをとらない
  2. 引越見積り時に即決はしない
  3. 引越時に不要なプランをつけない
  4. 引越時に必要なプランはつける

1社しか引越の見積りをとらない

繰り返しになりますが、引越費用をオトクにしたいのであれば必ず複数社から見積りをりましょう。

引越見積り時に即決はしない

引越の見積時に「今決めてくれたらこの価格でやらせてもらいます!!」という謳い文句でYesを引き出しにきます。しかし、1社目より2社目、2社目より3社目のほうがより有利に見積り依頼できるわけです。1社目、2社目で即決するメリットはありません。

以下私のケースです(再掲)。
1社目:240,000円(開口一番)
1社目:170,000円(見積り)
2社目:165,000円(見積り)
3社目:127,600円(見積り)

一度2社目で「即決してくれたら16.5万円にします」と言われ、まんまと即決したのですが3社目で圧倒的な値引きの提案があったため、2社目を取り消し3社目で引越することに決めました。

引越の取り消しは通常できることが多いですが、引越予定日の直前だったり特約がついていたりすると違約金など支払いが生じることがあるので注意が必要です。

詳細は即決した引越依頼をキャンセルした詳細記事を参考にしてください。

引越時に不要なプランはつけない

例えば、引越の箱詰めサービス(大体1000円~2000円/1箱)が挙げられます。「不要な」と言い切るのは語弊を生みそうですが、自身で普通にできることなのであれば自分でやって節約しましょう。

引越時に必要なプランはつける

結論、数千円の負担で数十万円~数百万円のリスクを避けられるプランはつけておいた方がよいです。

例えば、「洗濯機の設置サービス(5,000円前後)」「家具・家電の引越保険(数千円程度)」「エアコン取付」などが挙げられます。

洗濯機の設置はできる人なら10分程度でできる作業です。しかし、うまくできていないと水漏れや故障などのリスクがあり、最悪階下の部屋が水浸しになるおそれがあります。

引越保険だと、特に家電が引越後に(衝撃などで)動かなくなった際に、補償が受けられるものです。購入したての冷蔵庫、ドラム式の洗濯機など高額な家電製品を運んでもらう場合にはつけておいた方が無難かと思います。

まとめ

引越費用をオトクにしたいなら、少なくとも以下3点は意識しておくべきです。

  1. 「必ず」複数社から引越の見積りをとる!!
  2. 「必ず」引越に不要な荷物は減らす!!
  3. 「必ず」繁忙期での引越は避ける!!

強引な値下げ要求はNGですが、本質をうまくおさえられれば引越会社さんから引値下げを引き出すことはできます。

一方で、必要なプラン(数千円で数十万~数百万の損害リスクをカバーできるもの)は追加費用になったとしてもつけておくことをオススメします!!

皆さんの引越に幸あれ!!

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